名古屋大学 橋梁長寿命化推進室 | 技術者教育 育成 技術者認定

教育事業
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常設研修 各コースの概要・カリキュラム

常設研修(基礎コース・検査点検コース・診断評価コース)

橋梁長寿命化推進室が主催するニュー・ブリッジを活用した常設研修です。

・「基礎コース」、「検査点検コース」、「診断評価コース」の3つのコースがあります。

・検査点検、診断評価コースは受講資格が必要です。

・修了証を交付します。

・検査点検コースは橋梁点検士、診断評価コースは橋梁診断士の判定試験が受験可能です。

※受験に際し、修了証には有効期限(3年)がありますのでご注意ください。

※橋梁点検士および橋梁診断士は、国土交通省の『公共工事に関する 調査及び設計等の品質確保に資する技術者資格』に登録されました。

「研修の様子」 常設研修の様子をご覧いただけます。
「研修申込」 常設研修申込はこちら。受付期間中に、申込みフォームが開設されます。
常設研修申込の流れ」をお読みください。

 

常設研修案内リーフレット(PDF)

各コース概要

  基礎コース 検査点検コース 診断評価コース
レベル 橋梁維持管理の基礎知識が学べます。 橋梁点検業務に携わる技術者の方、橋梁点検実務を学びたい方などに適したコースです。 橋梁維持管理業務に携わる技術者の方、橋梁維持管理実務を学びたい方などに適したコースです。
受講資格A
(実務経験・実務経験証明書を提出いただきます。)
※AまたはBのどちらかに該当すること
不問 橋梁に関わる実務経験を2年以上有すること。 検査点検コース修了証取得後、橋梁保全業務に関わる実務経験を2年以上有すること。
受講資格B
(資格保有者・登録証コピーを提出いただきます。)
※AまたはBのどちらかに該当すること
不問 1)技術士補(建設部門)
2)技術士(建設部門)
3)土木学会1級土木技術者(A)、(B)
4)土木学会上級土木技術者(A)、(B)
5)土木学会特別上級土木技術者
6)土木鋼構造診断士
7)コンクリート診断士
8)コンクリート構造診断士
9)RCCM
10)道路橋点検士
11)岐阜大学ME

1)技術士(建設部門)
2)-1国土交通省登録技術者資格(施設分野:橋梁(鋼橋)および橋梁(コンクリート橋)-業務:点検)
2)-2国土交通省登録技術者資格(施設分野:橋梁(鋼橋)および橋梁(コンクリート橋)-業務:診断)

※2)に当室の「橋梁点検士」も含まれます↓

※2)-1、2)-2に該当する資格一覧はこちら

カリキュラム >>カリキュラムはこちら
受講料 15,000円 30,000円 20,000円
試験
(年1回開催)
なし 橋梁点検士 橋梁診断士
備考     事前に技術的課題があります。

各コースのカリキュラム(基礎コース・検査点検コース・診断評価コース)

※カリキュラムは変更する場合があります。受講を希望される回の受講案内をご確認ください。

  基礎コース 検査点検コース 診断評価コース
日数 2日間 3日間 2日間
1日目 「日本の橋梁の現状」
「橋梁構造の概説」
「橋梁点検の重要性」
「橋梁の変状」
「点検手法・非破壊検査機器」
「橋梁の維持管理」
(全て座学)
「日本の橋梁の現状」※
「基準の変遷」
「変状の概説」
「ニュー・ブリッジの劣化」※
「劣化機構の推定」
(「ニュー・ブリッジの劣化」は施設見学、ほか座学)
「診断の重要性と技術者倫理」
「ニュー・ブリッジの劣化」※
「構造物の性能診断の重要性」
「劣化予測~評価~判定(RC・PC)」
「劣化予測~評価~判定(鋼橋)」
(「ニュー・ブリッジの劣化」は施設見学、ほか座学)
2日目 「ニュー・ブリッジ劣化」
「点検機器の計測実習」
・鋼部材の目視点検
・ひび割れの目視点検(損傷図作成)
・点検カメラによる点検
・コンクリートの推定強度試験
・コンクリートの空洞探査(打音点検ハンマー)
・コンクリートの中性化試験
・電磁波レーダー法による鉄筋探査
・鋼部材の亀裂探傷試験
(磁粉探傷試験、浸透探傷試験)
(全て実習)
「劣化機構の推定」
「橋梁の維持管理」※
「点検手法(非破壊検査)」
「定期点検(点検要領の解説)」
「定期点検(点検調書作成)」
「点検実務(点検の着目点)」
(全て座学)
「対策工(鋼橋)」
「対策工(RC・PC)」
「道路橋の維持管理及び提示課題について班毎に討議発表」
「鋼橋の疲労きれつ及び提示課題について班毎に討議発表」
(全て座学)
3日目 「実橋の点検実習」
・損傷図作成
「非破壊検査実習」
・打音点検および赤外線カメラによる空洞探査
・コンクリートの中性化試験
・コンクリート中の鉄筋探査
・鋼部材の疲労亀裂探傷試験
「劣化機構の推定」(ケーススタディ)
(ケーススタディ以外は実習)
備考 1)※の講義は、カリキュラムの構成上、基礎コースでも設けています。 1)※の講義は、カリキュラムの構成上、基礎、検査点検コースでも設けています。
2)事前に技術的課題の取り組みがあります。